Rapsodo でできること – 打球速度・角度とヒットの分類

こんにちは!

第七回目となる今回は前回に引き続きRapsodo Hittingで計測できるデータと活用方法を紹介していきます。今回のテーマは「打球速度・角度とヒットの分類」です。

打球速度と角度は、前回お話をした回転と同様に打球の飛距離や質を分析・検証する上で非常に重要なデータとなります。今回のブログでは、Rapsodo Hittingを通して計測できる打球速度と角度および、それらを複合的に分析して算出されるヒットの分類についてもご紹介していきたいと思います。

打球速度

打球速度とは、ボールがバットに当たって飛んだ瞬間の速度のことを指し、打球の飛距離を伸ばす上で非常に重要な指標となります。Rapsodo Hittingでは、打撃ごとの打球速度はもちろん、セッション内の最大打球速度や平均打球速度を確認することが可能です。打球速度は、ボールをバットの芯でとらえることやスイングスピードを上げることにより改善が見込まれますが、Rapsodoでは特に打撃時のフォームを撮影することによってボールとバットのコンタクトがしっかり行われているかどうかをデータ・動画の両面から検証することが可能です。打球速度が上がれば、野手がボールを捕球しにくくなったり、飛距離が上がったりするためヒットやホームラン性の当たりが増加することが見込まれます。

アプリでは打撃フォームとデータを合わせて閲覧することも可能

但し、打撃速度の改善だけでは、ホームランのような長打が増えるというわけではありません。そこで大切になってくる指標が次に紹介をする打撃角度です。

打球角度

打球角度は、ボールがバットに当たり跳ね返った瞬間の角度となります。Rapsodoでは、ボールが上向きに跳ね返った場合にはプラス、下向きに跳ね返った場合にはマイナスで値が表示されます。ちなみにMLBのホームランボールの平均打球角度は27度となりますが、この数値が打者全員にとって理想的な数値というわけではありません。最適な打球角度は、打球速度や回転との組み合わせによって決まるため、Rapsodoを駆使して複数のデータポイントを分析しながら個人個人にあった最適な打球角度を見つけ出すことが大事になります。参考までに一般論としてRapsodoでは23 – 25度を最適な打球角度と位置付けています。

Rapsodo Hittingのイメージ

ヒットの分類

Rapsodoでは、打球ごとにボールの打球速度、角度、方向に応じてその打球のヒット傾向が分類されていきます。以下は分類の一例となります。なお、ヒットの分類はアプリではなく、クラウドサービスを通してのみ閲覧可能な指標となりますのでご注意ください。

フェアボールの分類

Hard Hit Ball (%): フェアボールの中で、Exit Velocity(初速度)が上位10%に属する打球。

Ropes: 上述のHard Hit Ballの中で、Exit Launch Angle(打球角度)が10度から20度の打球。

Bombs: 上述のHard Hit Ballの中で、Exit Launch Angle(打球角度)が20度以上の打球。

Streak: Hard Hit, Ropes, Bombsのそれぞれの指標の連続達成回数。最大の達成回数が表示される。

xwOBA

xwOBA(Expected Weighted on Base Averageという指標の略称)は、MLBデータを基に打球速度・角度からその打球が単打・二塁打・三塁打・ホームランになる可能性を予測して算出されたスコアとなります。算出されたスコアに応じて打球のOBF(Optimal Ball Flight)を格付けしていきます。

OBF 0 Star: xwOBAが.400以下のフェアボール

OBF 1 Star: xwOBAが.400から.600のフェアボール

OBF 2 Star: xwOBAが.400から.800のフェアボール

OBF 3 Star: xwOBAが.800から1.000のフェアボール

OBF 4 Star: xwOBAが1.000から1.500のフェアボール

OBF 5 Star: xwOBAが1.500以上のフェアボール

ヒットの分類

最後にヒットの分類をご紹介します。Rapsodoでは打球速度・角度に応じて打球を6種類に分類していきます。

Dribbler – 打球角度が0度以下のフェアボール

Ground Ball – 打球角度が0度から6度のフェアボール

Low Line Drive – 打球角度が6度から15度のフェアボール

High Line Drive – 打球角度が15度から24度のフェアボール

Fly Ball – 打球角度が24度から50度のフェアボール

Pop UP – 打球角度が50度以上のフェアボール




今回はRapsodo Hittingでの打球速度と角度およびヒットの分類を紹介しました。

次回は、「Rapsodoセットアップの方法」についての情報を発信していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。