Rapsodo Pitchingでできること – 回転(スピン)

こんにちは!

今回もラプソードで計測できるデータとその活用方法をご紹介していきます。

第二回目のテーマは「回転(スピン)」データのご紹介です。

Rapsodo Pitchingを使用すれば投球の変化に影響を与えるボールの回転量、回転効率、回転方向を簡単に計測・分析することが可能です。

回転量について

Pitchingアプリでは投球ボールの総変化量に加えて、TRUE SPIN(ボールの変化に貢献をした回転*)とジャイロ回転も計測をします。これにより、総回転量と回転の種類の両方の側面から投球ボールの変化を分析することが可能になります。 *トップスピン、バックスピン、サイドスピン

ストレートの投球データ画面
赤枠部分が回転量(SPIN)とTRUE SPIN

回転効率について

TRUE SPINとジャイロ回転の比率から計算された回転効率がパーセント(%)で表示されます。全体の回転量に対してボールの変化に貢献をするTRUE SPINの比率が高ければ高くなるほど回転効率が高くなります。但し、回転効率が上がれば上がるだけ投球ボールの変化が大きくなるというわけではありません。なぜなら、ボールの変化はボールの回転とボールに働く重力に影響を受けるからです。

例えば、ストレートはバックスピンの回転を増やすことで、ボールがホップしたように見える効果的な球を実現することができるので総回転量に占めるバックスピンの比率が高くなり変化効率は高くなります。実際にMLBプレーヤーのストレートの回転効率は85% – 100%と言われています。

ストレートの投球データ画面
赤枠部分の回転効率 (EFFICIENCY)は94%

一方で、カーブや縦スライダー等の変化球は、回転による変化に加えて重力によるボールの落差が重要になるため、変化効率を落としてボールの総回転に占めるジャイロ回転数を増やすことで重力の影響を受けやすくすることが大切になります。実際にMLBプレーヤーのカーブの回転効率は20% – 40%、縦スライダーの回転効率は10%以下になると言われております。

回転方向について

ボールの回転方向は、時計の針に倣って時間で表示されます。回転方向の目安は以下の通りです。

  • バックスピン系の回転は12時から2時の方向(左投げの場合は10時から12時)
  • トップスピン系の回転は6時から8時の方向(左投げの場合は4時から6時)
  • サイドスピン系の回転は2時から4時の方向(左投げの場合は8時から10時)

アプリ上に表示された長針の向きが投球ボールの回転方向となります。回転方向は3Dイメージでも表示されるため直観的に把握することができます。

ストレートの投球データ画面
回転方向は時間とイメージを表示


活用方法

それぞれの回転(スピン)データを駆使することで、例えばカーブボールの変化量を増やしたい場合に、ボールの回転量そのものを増やすべきなのか、それとも回転方向を調整して回転効率を下げることで重力による沈みを増やすべきなのかといった分析が可能になるため、その後のトレーニングを効率的にすすめることが可能となります。


今回は回転(スピン)のデータとその活用方法を紹介しました。 次回は変化量の分析方法を紹介していきます 。